ジュリアンの街角で

このブログは5年のベルギー 滞在で得た、ニッチな情報をお届けするブログです。

犯罪に巻き込まれないために

ベルギー人は基本的にフレンドリーで親切で、スーパー、駅、バスの中など、色々な場所で知らない人に話しかけられることが多いです。

『値段が見えないから読んで。』とか、『この券売機、どう使うの?』とか。

日本ではほとんどないと思いますが、バスや電車の中で『その席、ゆずって。』と話しかけられることも1年に数回はあります。1日に3回も別々の人から道を聞かれたこともありますし、『今日は良いお天気ね。』など、言葉がわからなそうな私にわざわざ話しかけなくても良いのに、と思うことも。

 

さて、それは慣れれば大したことはないのですが、気をつけなくてはならないのが犯罪です。メトロの駅などでスリに合うというのは決して珍しい話ではないからです。知り合いで犯罪にあったと言う人が、年間3人はくらいいるくらい、と言えば高い確率だと実感されるでしょうか。知り合いの知り合いまで含めたら両手で数えきれないくらいにも登ります。

1番多い手口は先程挙げたスリ。ポケットに入れた財布や手に持っていたスマホが取られたり、肩にかけていたカバンが引ったくられたり。

話しかけられて気を取られてる間に取られるパターンも多いようですし、複数の犯罪者がグルになってることもあります。

バッグはファスナー付きのものを使用し、脇にしっかりと抱える。

電車の入口に立つときは、スマホを手に持たない。(ドアが開いた瞬間に、引ったくられて逃走されます。)

エスカレーターでは、後ろに注意する。

人混みは避ける。

犯罪に巻き込まれないためには、気をつけ過ぎと思えるくらい気をつけて。

警察から偽札チェックしてるからお財布を見せろ、と言われて素直に出したらパクられた、という手口も多発しています。そのような場合には、言葉がわからないフリをするか、ここで現金を出すのは危険だから警察署で確認したい、と申し出ると良いです。

また、メトロの改札口で、無賃乗車を試みる人もよく見かけます。ピッタリ背後にくっついてくる人には要注意です。中には堂々と『一緒に入っても良いか』と聞いてくる人もいます。そのような場合は言葉が理解できないフリなどで振り切る方が良いかと思います。

リュックやボディバッグなどを背負って、人混みを歩いている日本人を見ると危なくて心配になります。

本当に念には念を入れるくらい注意し、犯罪に巻き込まれる人が減りますように。