ジュリアンの街角で

このブログは5年のベルギー 滞在で得た、ニッチな情報をお届けするブログです。

住まいのスタイル

ブリュッセルで住む家を選ぶとき、住まう地域を決める前に、住む場所の形態を決めておいた方が良いかもしれません。

すなわち、大きな集合住宅(アパルトマン、日本語で言うマンション)なのか、小さな集合住宅(フラット)なのか、庭付きの戸建てなのか、の選択肢。

そして、部屋は幾つ必要なのか。

 

始めての海外生活でしたら、コンシェルジュ付きのアパルトマンが良いかな、と思います。大きなアパルトマンだとコンシェルジュ付きのところが割とあります。ゴミ出しとか、エントランスや庭などの公共スペースのお手入れをお世話してくれます。

もちろんその分、管理費などがかかりますが、お風呂のお湯が出ない、ストーブが壊れた、などのトラブルが日本より頻繁にありますし、何かわからないわからないことを聞いたりもできますので、少し高くついてもその価値はあるかと思います。

場合によっては宅配荷物も預かってくれます。宅配は、日本のように時間が正確では無いので、外出が多い生活の場合、コンシェルジュが預かってくれると助かります。

こちらのマンションは日本より壁が厚いようで、日本のマンションより生活音は響きにくいという印象です。

ペット可な物件も日本より多いです。

 

ブリュッセル の地下鉄1号線、GribaumontからStockelの間に、割とモダンで住みやすそうなアパルトマンが多いです。(他の地域にもありますが。)

f:id:preciousorb4u:20200601185801j:image

(画像はイメージです)

地下鉄の駅から道を一本入ればフラットが並ぶところも多いです。

(画像はイメージです)

地下鉄5号線Hanker駅とPétillon駅周辺のフラットは雰囲気が良いと感じます。

 

地下鉄の駅から遠くても良いのであれば、Rue au Boisという通り沿いに雰囲気の良い住宅地が続いています。

Googleマップコード: RCMX+64 ブリュッセル首都圏地域

 

一軒家はもう少し郊外の方が見つけ易いかと思います。

ブリュッセルに隣接するユックルという地域には、ゆったりとした一軒家の住宅街が並んでるところがあって、とても良い雰囲気です。

 

ペットフレンドリー

欧州のほとんどの国は、日本に比べてかなりペットフレンドリー。

 

多くのレストランやカフェはワンちゃん同伴可。地下鉄、トラム、バスなどの公共交通機関もケージなどに入れることなく、そのままワンちゃんと乗車できます。

 

スーパーは基本的に同伴不可ですが、ワンちゃんと一緒にショッピングできるお店は結構あります。ブリュッセルのデパートもワンちゃん同伴OKですし、ティファニー などのハイブランドショップでも同伴できるようです。 

 

スーパーはお店の外にワンちゃんを繋ぐところがあるところもありますが、誘拐される可能性もあるらしいので、かわいい小型犬ちゃんは繋がない方が良いと思います。

また、コンビニくらいの大きさの小さめのスーパーでは、入口入ってすぐのゲートに繋がれて飼い主さんを待ってるワンちゃんを時々見かけます。お店の売り場まで入らなければ大目に見てもらえるのかもしれません。

 

ただしいずれの場合も、ペットを同伴しても良いか、入店する前に店員の方に確認してくださいね。

 

 

住う場所

ブリュッセルに引っ越してくることになれは、どこに家を借りるか、ということを考えなければなりません。

住みやすさというのは、家族それぞれの事情によって違うので、それを踏まえて選ぶことが大切かと思います。

 

日本人に1番人気のあるエリアはストッケルという地下鉄1番線の始発駅周辺です。

f:id:preciousorb4u:20200601043245j:image

Googleマップコード: 

RFR7+GP ヴォリュウェ=サン=ピエール

 

スーパー、日本食材店、商店街、ビストロ、映画館など、生活に必要なお店が一通り駅周辺に集まっています。

駅前の広場にはマルシェも立ちますし、雰囲気の良い住宅街です。

しかしながらその分、空き巣が多いようですので、セキュリティがしっかりしているお家を選んだ方が良いです。

空き巣が多いのはこの地域に限ったことではなく、結構日本人宅が狙われることも多いので、常に注意が必要です。

 

もう一つ日本人が多く住んでいるのは、地下鉄5番線の始発駅エルマンドゥブルーから近いオーデルゲムショッピングと呼ばれる地域。この近くには大きなカルフールとデレーズがあります。

f:id:preciousorb4u:20200601045847j:image

トラムとバスも本数が多いので、郊外地域ながら中心地へのアクセスが良い場所です。

強いて言えば、ビオショップとお洒落なカフェが多く無いのが、少しさみしく思う場所かもしれません。

日本食材店は無いですが、韓国食材店があって、こちらが日本食材店も兼ねています。醤油やお味噌など最低限のものが揃う他に、キンパやチャプチェなどの韓国お惣菜がオススメです。

 

地下鉄1番線のRoodebeek駅周辺もマンションがたくさんあります。

Googleマップコード: RCXP+2H ブリュッセル首都圏地域

ショッピングセンターがあり、お買い物に便利です。日本語が話せるお医者さんもこの駅から徒歩数分です。また、ここのバスロータリーから空港行きのバスが30分おきくらいの頻度で出てて、安く空港に行けるのも便利です。

 

2人暮らしのご夫婦には、イクセルという中心地に近い地域もおすすめだと思います。レストランやバーが集まってるので、気軽に飲みに行けるからです。

 

お店が多く賑やかなのは、フラジェ広場周辺(Googleマップコード:R9HC+2Q イクセル)とバイリィ通り(Googleマップコード: R9G7+V7 イクセル)です。

イクセル地域は、夜若干治安が悪い雰囲気となる場所もあるので、夜10時以降女性(年齢関係無く!)がひとりで歩く場合は注意してください。

 

車を所有しないのであれば、地下鉄の駅とスーパーから徒歩10分圏内に住むのがオススメです。

 

逆に車を所有していたり、あまり出歩きたく無いなどで交通アクセスを気にしなくても良い方には、ユックルと言う地域も雰囲気が良くて人気です。

 

ブリュッセルはフランス語圏ですので、フランス語を習える学校が安くてたくさんありますが、フランス語を習うことに興味がないのであれば、ルーベンに住むのも一つの選択肢です。

大学があるので活気があって、雰囲気も良く、物価もブリュッセルに比べて安いです。どこでも英語が問題なく通じますし。

ブリュッセルも英語は大体通じますが、お年を召した方は英語を話さない方も多いです。

ルーベンからブリュッセルまでは30分程度で、車でも電車でも気軽にアクセスできる距離です。

街の中心地は徒歩で一周できる大きさで、その中に生活に必要なお店が揃っています。かわいい雑貨のお店もあり、楽しいです。

日本食材店はありませんが、アジア系のお店で代用品的なものや大根や白菜などアジアの野菜を買うことができるので、意外に日本人にもオススメの街です。

 

森のドッグラン

ブリュッセル市内にはいくつかドッグランがありますが、清潔度や大型犬多数などの環境の点から、日本の環境に慣れているワンちゃんにオススメできる場所があまりありません。

 

折角ですので、今回はブリュッセルの郊外にある日本にはあまり見られなさそうなドッグランをご紹介します。

f:id:preciousorb4u:20200601033953j:image

Google mapのコード:

RM58+4F アウト=ヘフェルレー

 

こちらのドッグランはまるで軽井沢のような森の中にあり、暑い日でも木陰をお散歩できるので涼しくとても心地良いです。

f:id:preciousorb4u:20200601035111j:image

ドッグランというより、オフリードで散歩できる森、と言った方が正しい説明かもしれません。周囲にはフェンスが張られていますし、住宅街で見るような鳩など低い位置にいる鳥が少ないので、鳥を追いかけてワンちゃんが遠くまで逃げてしまうことはありません。他のエリアに比べて他のワンちゃんの落し物も少ないです。

何も無いただの森ですが、一周10分くらいかかる広さがあります。こんな場所が無料で利用できる環境、ありがたいと思います。

 

ドッグランの周辺一帯も森で、そちらの森を散歩することもできます。ただし、オフリードにされてるワンちゃんがいたり、乗馬して散歩してる方もいるので、怖がりなワンちゃんは注意してあげてくださいね。

 

その他のドッグランはGoogleマップでdog parkと入力すれば検索できます。

また、ドッグランではありませんが、

下記のGoogleマップコードの公園にオフリード可の場所があります。

 

RCHH+RW ヴォリュウェ=サン=ピエール

R9VQ+2W ブリュッセル首都圏地域

 

オフリード可ですが、フェンスはありませんし、ワンちゃん専用の場所でもありません。

ワンちゃん好きの方が集まってますので、ワンちゃんのお友達作りには良いかと思います。

 

 

グルテンフリーのブーランジェリー

ブリュッセルはフランス語圏の一部でありながら、期待するほどパンが美味しくない、という印象が当初ありました。

 

美味しいパンは、あるにはあります。

 

レストランなどで出されるパンは深い味わいで、さすがパンが主食の地域だと感心します。

 

しかしながら、普通のブーランジェリーでフッと買うと、日本人の好みのものに出会う確率が割と低いのです。 

 

ですので、こちらのカテゴリーには、日本人好みのブーランジェリー情報を綴っていきたいと思います。

 

今日ご紹介するのは、

ULBのバス停から徒歩3分にある

Chambelland。

f:id:preciousorb4u:20200531232532j:image

https://chambelland.com/ja/

 

パリの他、いくつかあるお店のようで、日本語のホームページもあります。

 

 

 

グルテンフリーのパンを取り扱っているお店です。

店内は明るくシンプルで爽やかな感じの内装。

 

オススメはpain des althètes という、ドライイチジクとナッツの入ったライ麦のパン。

f:id:preciousorb4u:20200601031744j:image

薄くスライスしておやつに。

甘すぎず、素朴ながら、噛み締めるとライ麦の風味が広がり、ナッツの食感も楽しめます。

 

 

 

 

ジュリアンくん

皆さま、はじめまして。

 

ブリュッセルで暮らした経験を生かすため、こちらのブログを開設いたしました。

 

欧州のハートと呼ばれるこの街は、色々な国からの様々な背景を持つ人々が暮らす国際色豊かなところです。

 

それゆえ、日本の常識は全く通じないことが常です。

 

この街のヌシはこちら、世界三大ガッカリ名所にも数えられている、小さな小さなモニュメントの小便小僧、ジュリアンくん。

 

f:id:preciousorb4u:20200531194501j:image

 

そんなジュリアンくんに象徴されるように、ブリュッセル という街は案外地味です。

 

しかしながら、心の視野をワイドにこの街を見てみれば、アドベンチャー感たっぷり。日本では決して経験できない出来事が溢れています。

 

そんなブリュッセルの魅力や厳選した暮らしの情報などをお届けいたします。